2021年8月22日日曜日

ブクログ

とある新刊のブクログでのタイトルがツイッターで発信されている。惹かれてブクログに入り、あっちこっちをクリックして見てまわった。

書籍管理として、ブクログはいまや老舗になっている。書籍を登録して、さらにタグなどを付けることによって分類し、必要に応じてそれを引っ張り出して眺めたり、調べて確認したりするなど、書斎のデジタルカタログとしての機能がその基本だ。アマゾンなどの膨大な書籍データに連動しているので、タイトルを入れるだけで書籍のカバーから公式の内容紹介、読者のレビューなどと一体になり、使いやすい。

ブクログの使い方はまちまちだ。書籍管理以外のもう一方の柱は、ネットワーク機能だ。他人と本棚を共有することにより、さまざまな読書リストにアクセスすることになる。たしかに書斎のなかの本棚は、つねにカオス、そのまま他人に見せるのはちょっと考えられないし、さほど有意義だとも思えない。ただ、それも使いようによる。一例として白百合女子大学図書館が実施している、新着展示や企画展示を再現する本棚は、大いに歓迎されるべきだ。熱心な図書館の司書たちによる個人名の似たような本棚は多数公開されている。

そこでいわゆるエコサーチ、つい自分の名前を入れてみた。漢字表記と英語表記の名前によるものはまったく別人だとされ、キンドル本も在来の出版によるものも同列され、登録者が一人もいないものもきちんと顔を見せている。共著のものは検索にあがるが、公式紹介文で触れられた出版物は対象とならない。いろいろと観察できた。

ちなみにブクログは個人的にかなり使っていて、本棚にはじつに三千冊近くのタイトルを入力しており、しかも公開と設定している。ただ娯楽としての内容は大半で、あくまでも私的なメモとして利用しているので、わざわざここで共有する必要もない。

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