2019年11月9日土曜日

KDP

KDP、公式の訳語はカタカナの連続だが、キンドルによる電子出版というもので、ずいぶん前から盛んに話題になっている。すこし時間を取って試してみた。まだ作業の途中だが、あれこれと気づいたことがあって、メモしておく。

まずは、キンドル側の宣伝や解説はすごい。説明の方法は、動画やらテキストやらと盛りだくさん、それに利用者による経験談まで含めると、読みきれない。印象としては、プロセスはたいへんだが、なんとか対応できそう、というものだった。

しかし、実際に小冊子を一つ拵えてやってみたら、プロセスはかなり楽しい。よく練ったプラットフォームで、個人情報、原稿アップロード、定価選択など、一つひとつ順番にやっていけば、確実でいて手ごたえがある。さすがだと思った。

だが、肝心の原稿をアップロードしたら、思わぬ落とし穴があった。たしかに一通りの電子テキストに対応している。しかし、その中身を見れば、基本的には文字テキストが対象なのだ。電子書籍、しかもたとえばフォントの選択なども読者にできるだけ自由を与えるということがそもそもの前提から考えれば、当たり前だが、ビジュアル的な要素をすこしでも取り入れようとすれば、もうたいへんだ。PDFには対応しているとはっきり記されてはいるが、まったう使うものにならない。ページごとに一枚の画像のみ配置したファイルでも、ばらばらに切断されてしまう。あれこれと試行錯誤して、同じページごとに一枚の画像をワードファイルにして、ようやく期待した結果が得られた。根気よく試さないと、たどり着かない。テキストではなくて画像での提供であまり良い体験が得られそうもないが、読者のそれぞれのリーダーにはどのように映るのだろうか。

この続き、おってまた報告する。

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