2022年7月9日土曜日

川沿いのギャラリー

さほど遠くない山の中には、観光地バンフがある。距離は120キロ、運転して一時間ちょっとだ。温泉まであって、息抜きのお出かけには持ってこいの行先だ。先日、ふらっと立ち寄ったら、川沿いの散歩路はいつの間にか野外ギャラリーと変わった。

並べられた作品は、三、四十点だろうか。歩きながらそれらを眺め、カメラを向けた。地元の人々の粋なおもてなしなのだ。作品の規模はさまざま、材料も木、ガラス、鉄とあり、ただ単に木の板に素朴な絵を描いたものも少なくなかった。全体的には手作り感十分、どちらかと言えば学生の習作といった感じだった。文字の説明を読んでみても、凝ったタイトルが付けられるわけでもなく、作者の名前や作品の意図を伝えるような統一したスタイルさえない。代わりに、自然を愛でるような有名人のフレーズだけをプリントして木々の間に多数置いた。いかにもカナダらしい、肩を凝らない自由自在で、表現を楽しむような展示なのだ。

インスタに数枚の写真を載せた。興味あればどうぞあわせて眺めてください。

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