ここ数日、講義用のビデオを一つ作成した。久しぶりに取り掛かる作業で、パソコン環境の変化を探りつつ、それなりに試行錯誤をした。二、三メモしておく。
いま、講義ビデオを作成しようと思えば、ZOOMを代表とする講義用のプラットフォームを利用して、講義する様子をそのまま録画することがまず考えに浮かんでくるのだろう。一方では、パワーポイントを使いなれた人なら、それをベースにして、音声をスライドに合わせるという方法もよく取られる。目下の作業は、いわば一度だけのことで、そして一通り話したのを編集して要らないものを削ることが想定され、途中にビデオも挿入したいから、講義録画を止めた。後者のやりかたは、かつて集中的に利用したが、今度の場合、画像数が多く、そのため音声を小分けに振り当てることは面倒だ。そこで折衷した案を用いた。まず講義の内容を録音し、それを聞き直して編集する。つづいてパワーポイントのファイルを独立の画像に保存し、それを音声に順番をおって被せる。この作業は、単純なほど良いので、これまでMovieMakerのような機能限定のものを用いたが、今度のビデオや動画の挿入により、かなりの制限を感じた。やむをえずPremiereを起動し、いささか大げさだが、一通り動画ファイルを仕上げた。作成したものをYouTubeにあげ、これで組織者へのファイルの明け渡しも簡単になった。講義にビデオを利用することは、リモート教室が普通になったいま、たしかに便利だ。ただ、これに頼りすぎると、どうしても一方通行的な講義になってしまう。避けたいものだ。聞く人との交流のための工夫は、つぎの課題だろう。
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