YouTube。特別に意識しないままかなり頻繁に使っている。自作の朗読動画の公表をはじめ、学会発表やネット授業のための動画送付、ひいては個人的な動画保存にいたるまで、あれこれと用途が広がっている。一方では、そのわりには発信の場としての形をあまり整えていない。ここ数日、これを見直し、ちょっとだけ作業を試みた。まずは手始めに、チャンネルの整理である。
「チャンネル」という名前は、そもそも誤解を誘う。こう名乗る以上、複数に設けることが前提のようだが、ほんとうは一人のユーザーにはチャンネルが一つしか作れない。もともとどうしても特定のチャンネルを開設しようとするなら、それ専用のアカウントを取得するという抜け道はある、個人的にはこれまで「Old Japan Redux」と「Canada Japanese Video Cotest」という二つのチャンネルを制作、管理している。
今度は個人のチャンネルを対象とした。チャンネルを形作るためには、公開のビデオに加えて、バナー、チャンネル紹介、それにプレイリストという、いたって簡単なツールしか与えられていない。そこでとりあえずはバナーを拵えた。画像一枚という、かなり単純なものだが、取り掛かってみると、対応すべきことは多い。まずはテレビからタブレットや携帯などさまざまな環境が想定されるので、画像のサイズは、2560x1440ピクセルが理想とされ、2048x1152ピクセルが最小限のものだ。手持ちの画像から一部切り出すという方法なら、まずは満足なリソースが少ない。それでも、朗読作品からの画像を用いて、一通り簡単なものを作った。ちなみに画像を重ねたり、タイトル文字を調整したりするには、パワーポイントが一番手っ取り早い。さほど深く考えることなく、「声の栞・古典/Classics in Voice」というタイトルをつけた。日本の古典を声で伝える、しばらくはこの方針を続けたい。少しずつ内容を充実させていかなければならない。
0 件のコメント:
コメントを投稿