謹賀新年。
子の年を迎えた。今年は近年あまり見ない暖冬で、クリスマスも年越しも昼は気温がプラスになったぐらいだ。毎年のように「紅白歌合戦」を眺め、ゆっくりと流れる時間に楽しんでいる。
新しい干支を古い絵に求めたくなる。前回の子の年は、たしか「絵師草子」に登場した鼠をあれこれとトレースしたのを覚えている。「十二類絵巻」にも擬人した鼠がかなり登場したものだ。一方では、擬人した鼠、それも干支に関連して年末年始を飾るものは、浮世絵では大きなテーマとなっている。あれこれとデジタル公開したものをクリックしてアクセスし、画題や説明などを読みながら遠い昔の年越しに思いを馳せた。そしていつくか選んで、右のような寄せ集めの一枚を仕上げ、庚子歳賀正の絵にした。
デジタル浮世絵のリソースはかなり公開されている。中でも立命館大学アートリサーチセンターが運営している「ARC浮世絵ポータルデータベース」は、規模が大きくて、研究利用への考慮が行き届いて使いやすい。今度利用した画像は、すべて同じデーターベースから取得した。参考にリンクを添えておく。
「猫鼠合戦・菓子袋」/ 「道外十二支・子」/「家内安全十二支之図」/ 「道外十二支・甲子の鼡」/「猫鼠合戦・鮑の飯」
2019年12月31日火曜日
庚子歳賀正
Labels: つれづれの日々
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