2019年8月11日日曜日

印象モントリオール

夏休みの後半、休暇を取ってモントリオールにやってきた。飛行時間は四時間、時差は二時間、けっこうな距離だった。古い写真などを繰り出して見てみたら、学会などの出張は別として、前回家族とともに訪ねたのは、じつに1991年の冬、ずいぶんと昔のことだった。

季節だからだろうか、観光客が多い。とりわけ新しいものに関心を寄せる若者が圧倒的だ。フランス語の町という評判は、その通りだ。ただ、なんと言ってもカナダの一部であり、たとえばイタリアなどのように、会話しようとしても話が通じないというわけではなく、だれでも口を開ければ自然な英語が戻ってきます。ただ、英語しか分からない人にはやはり親切とはほど遠い。道路や店の看板などはすべてフランス語。評判を追って入ったレストランでは、人間の名前をもってメニューを作り立てて、ほとんど文化的な意地まで感じさせられた。日本料理の店もかなり目に入った。名前は「OHANA」とかでそれらしく聞こえるが、店の作りは通りに向かって全開、いわゆるオーセンティック(本物感)という工夫とはまったく無縁の、とにかく自由はつらつ、解放感いっぱいで、思わず感心するぐらいだった。

今度の旅の狙いは、ロージャス・カップ。それも決勝のチケットまで取れている。日本のビッグ・プレーヤーが続々と名前が消えたのは残念でならないが、テレビで覗いていた様子はやがて目の前に現われてくる。はたしてどのような風景だろうか。

0 件のコメント: