2020年5月9日土曜日

動画作り

先週の朗読動画制作に続く。作品を覗けばすぐ分かるように、動画の動きの部分は赤い罫線の移動に限定し、きわめて単純なものだった。事実、動画作りについては、いつも関心を持ってはいるが、いまだ手探り状態だ。勤務校では教職員にさまざまな電子ツールが提供され、Adobeのフルセットが含まれる。ただ、利用できるソフトの長いリストを見て、いささか気が遠くなる思いにさえなる。

いつもながら、ソフトの使い方を習うには、それをじっさいに利用してなにか具体的な作業を始めたほうが一番手っ取り早い。今度選んだのは、木曜日にアップロードした「注釈絵で読む徒然草」83段である。利用したのは、Adobe After Effect。「キー」を入れて、位置、変形、透明などをいじって画像を動かせるという基本は会得しているが、慣れないソフトでは、やはり基本的な操作など小さなところで躓き、つい時間の無駄だと思うようになる。とりわけ苦労したのは、タイムラインの初期設定をいかに伸ばすかという、どう考えてても初歩的なものだった。メニューをクリックすることに限界を感じ、YouTubeなどで公開されている解説動画をあれこれと見て、ようやく対処方法にたどり着いた。一方では、画像の位置にキーを入れてもそれまでの数値が勝手に変わる、特定のところに余分に時間を入れたら残りの部分は一々移動せざるをえないなど、基本的なものでありながらいまだ対応が分からない課題はかなり残っている。

いわゆる小動画を作成するために、いまやスマホの環境ではかなりの数の専用アプリが登場している。機能を限定したうえで予めごく少数のテンプレートが用意され、手早く作品を仕上げられることが共通し、一部はかなり使えるものがある。思えば、Adobeのソフト群も、作業の内容にあわせて、機能や対応を細分化したものだ。画像や動画を対象にすれば、これまでの文字や音声などへの取り掛かり方とはかなり様相が違うのだと、あるいははっきりと意識しなくてはならない。

0 件のコメント: