2021年5月22日土曜日

ビデオプレゼン三作

北米日本研究資料調整協議会(The North American Coordinating Council on Japanese Library Resources)は、「分かりやすいデジタル化と発見・ビデオシリーズ(Comprehensive Digitization and Discoverability Program: CDDP Video Series)を企画した。お誘いを受けたのは、三か月ほどまえのことだった。これまでの小さな特設サイトなどを紹介する絶好の機会であり、たいへん名誉あるもので、迷わずに制作に取り掛かった。ビデオシリーズは予定通りに完成し、今週公開された。

シリーズのラインナップは、まさに錚々たるものだった。関心のある方はぜひご覧ください。個人的な関わりを記しておくとすれば、一つのプレゼンは十五分程度というのが最初の枠組みだった。そこで、実施委員会との話し合いの中、取り扱うテーマを述べると、それぞれを独立させたほうがより伝わるのではないかと提案され、その通りにした。奈良絵本『からいと』、黄表紙『敵討義女英』、変体仮名の連綿という三つの内容に絞り、それぞれオンライン公開のデジタルリソース、音声、動画というデジタル技術利用の異なる側面に実例をもってスポットライトを当てることとした。一方では、現在公開の十一点のビデオのうち三点も占めるというバランスのよくない結果となった。

ビデオの制作は、今度もAdobe Premiereを利用した。まず解説の音声を録音し、それにあわせて関連の画像やスクリーンショットなどを配置するという方法を取った。あえて言えば、新しく試みたのは、ビデオ撮影やパソコンの画面記録などの小動画を意図的に挿入することぐらいだった。個人的にはよい経験だった。

Comprehensive Digitization and Discoverability Program: CDDP Video Series

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