2016年9月10日土曜日

ネットアクセス

新学年は、二日あとにいよいよ始まる。今度は、二つのクラスとも満員で、いつものわくわく感に加えて、ちょっと覚悟して臨むようにしている。あれこれと準備を整えているのだが、とりわけ教室でのネットアクセスの方法をここにメモしておく。

クラスでは、もはや黒板を使わず、それに当たるところにスクリーンを下ろしている。講義に合わせてスクリーンに映し出すのは、画像などを多用するパワーポイントと、空白のグーグルドキュメント。後者のほうは、文字をタイプして見せる以外、学生たちに一斉にコメントや答えなどを入力させるという使い方も併用し、そのためドキュメントの共有を、リンクさえ分かれば匿名でも編集できるように設定しておく。クラウドからのアクセスを前提とするので、USBメモリーに入れてそれをパソコンに差し込むという面倒は避けられる。一方では、オンライン利用にあたり、教室のような公共の場所で毎回パスワードを入れたりするようなプロセスを努めて避けたい。その方法として、毎回の講義に使うパワーポイントのファイルのリンクをその都度空白のグーグルドキュメントに記入し、そのドキュメントは、短縮アドレスサービス(いまは「bit.ly」)を利用して呼び出す、というやり方を取っている。

以上のような流れは、ここ数年すこしずつ模索してたどり着いたものだ。去年までは、上記のリンク記入のステップは、「Linoit」を利用していた。手軽でレイアウトも見やすい。しかし、いつの間にかそのサービスは大学の構内利用から除外されたらしく、教室からだけはアクセスできなくなった。このように、環境の変化にはつねに慎重に対応せざるをえないということも、現在のネット利用の一つの側面だと覚えておきたい。

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