ストリートビューは、グーグル地図の大事な一部分だけではなく、いまやほかのオンライン地図のスタンダードにまでなっている。その中で、グーグルはまた新たな試みを始めた。ユーザに写真投稿を呼びかけ、公式のストリートビューの一部分として地図の上で公開するというものである。そのような「個人ビュー」は、公式サイトからキーワード検索などでもアクセスできるが、地図の上にアイコンを引っ張ってストリートビューを使う方法だと、公式ビューは線、個人は丸い記号と、完全に一つのインターフェースに集合されている。
個人でも画像データを制作できるということは、スマホなど携帯ツールの機能向上に頼るところが多い。どこでグーグルは「sphere(球形、天体)」と名乗る360度写真フォーマットを用意し、だれでも手軽に撮影ができるようになった。しかもたいていのスマホカメラでも、じつに良い画質のものが出来て、実際に使用されている公式ビューの画像とはさほど変わらない出来栄えになっている。おまけにスマホのGPS機能を活かしたら、位置情報まで記録されて、場所特定の作業さえ自動的に完成される。公式ビューに個人のものを加える理由については、街角の違う表情を伝えたいとの説明が行われている。考えてみれば確かにその通りだ。街の風景は、まさに時間とともに刻々と変わり、ストリートの表情を成している。そのような無限を埋めるには、個人ユーザーの参加はまさに一つの新たなスタートだ。
興味深いことに、個人ビューのクレジットの付け方だ。共通したインターフェースからアクセスできて、あくまでも公式ビューの一部分と化したそのような画像データには、グーグル+のユーザ名をそのまま用いたのである。つまり画像は投稿してグーグルに渡したのではなく、あくまでもユーザ同士で共有するというものである。しかも共有したあとの確認やアクセス数の報告など、グーグルは丁寧なフォローを忘れない。一人でも多くのユーザを誘い、慎重に枠組みを建てる努力を見逃してはならない。
0 件のコメント:
コメントを投稿