2016年4月23日土曜日

Adobe

デジタルの作業は、いまや簡単に取り掛かれるようになったとも言えるし、逆にたいそう煩雑になったとも言えよう。それはともかくとして、個人的には、とにかくなにかを実現しようとする結果をまず明らかにし、そこからツールを探し、やり方を覚えるという方針で臨んでいる。今週のそのような経験は、読書の間の息抜きのための一時として、Adobeと遊んだ。

思いついた実現の内容とは、動画作成の一つだ。音声と静止画像を合成したら、りっぱな動画となる。そこで、そのようなものに、さらにあらたなレイアを一つ付け加え、かつ時間の移動にしたがい、そのレイアの位置を小まめに移動するというものである。分かりやすく言えば、動画にタイトルを加えるようなものだ。ただ、そのタイトルページを、つねに時間の展開にそって自由に配置を変えたり、移動させたりすることを可能にしたい。いまや動画作成ツールは無数にあるのだが、一見簡単なこの狙いを完璧に実現してくれるものに辿り着くまでは、けっこう苦労した。結論から言えば、理想なツールとは、Adobe Premiereだ。まさにさまざまな注文に答えてくれるように豊富なオプションを用意し、そしてなによりもテキパキと軽快に動くものである。

いうまでもなく、Adobeとはいまやメジャーなソフトであり、コストもけっして安くない。さいわい、教育関係への対応は積極的に取り組んでいると見え、勤務校のサーバーからはそれのフルパッケージをあっけないくらい簡単にダウンロードできた。ただし、そのサイズはなんと20ギガで、一遍に20ものソフトをすべてパソコンに入れてしまい、それの取捨選択を一切させてくれない。気前がよいのやら、わざと苦労をかけて気軽な利用を阻止しようとしているのやら、その意図はよく分からない。

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