「Kahoot」を教室に持ち込む。この話題は三年ほどまえここに記した(「Kahoot」)。今学期の講義も終わりに差し掛かり、復習なども兼ねて大人数の二つのクラスでこれを遊ばせた。具体的なやり方は、これまでと何も変わっていない。あえて一つあげるなら、画像を取り入れたぐらいだ。ただ、手ごたえは上々、学生からの反応は予想を遥かに上回った。どうやらこのような手軽なアプローチは日本にはさほど伝わっていないらしい。
手軽なゲームをめぐる使い手側の気持ちも整理したくなった。賑やかなひと時は、講義のリズムを変えたり、教室の空気を調整するにはちょうどよい。ただそれを一度だけのものに止め、あまり繰り返したくない。その最大の理由は、正答を覚えさせるためのクラスにしたくないに尽きる。ただ、どこに講義の要点があるのか、どこに注目すべきなのか、そのようなことを併せて伝えられることも覚えておこう。
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