2015年1月31日土曜日

タブレット購入

あれこれといくつかの作業に追われる中、息抜きにガジェットの買い物をした。好意なレビュー、ユニークなデザイン、それに同ランクのものに較べてほぼ半分程度の価格に惹かれて、ほとんど衝動買いで「Yoga Tablet 10」の購入ボタンを押した。

20150131購入先は、北米でほぼ一番大手の電気屋だった。カナダにしては珍しく、ただの三日できっちり郵便受けに到着した。しかもその包装は、店頭購入の場合のカラフルなものではなく、郵送専用だった。大手小売店におけるインターネット購入への対応の真剣さが伺える思いだった。低価格の理由は、購入の時点ですでに分かった。ディスプレイの解像度そのものである。ちょうどほとんどの同ランクのものの半分ぐらいしかない。だが、手に入れてみれば、アイコンの配置などからそれがすぐ分かるものだが、実際の使用感覚としては、たとえば新聞や雑誌などを読んでもまったく窮屈を感じないものだ。一方では、メモリーカードの利用可能など、タブレットの使い方としては、新しい自由を手に入れた側面は確実にあった。

手元の小さなプロジェクトの一つは、電子ブックをまとめることだ。タブレットの使用を想定しているので、ちょうど良い実験台となってくれた。ただ、結論から言えば、かなりの苦労をさせられた。iOSにおける「iBook」にあたるものは「Play Book」。グーグルの基本サービスなので、もうすこし完成度の高いものを想像していたのだが、完全に期待はずれだった。まずは利用からにして、グーグル・ドライブなどとは別にアクセスすることが要求され、しかも特定のファイルへのアクセスはローカル利用をさせてくれず、ローカルのファイルをサーバーにアップロードすることから使用を始めなければならない。しかしその先には、共有などの基本的な機能さえ見つからなかった。これに対して、電子ブックのリーダーは、信じられないくらい多く提供されている。ただ審査がさほど機能していないせいか、その出来はあまりにも不揃いで、結果として使用の経験を悪くするばかりだ。そのため、不特定多数の人を対象にする場合、リーダーアプリを丁寧に試し、どのアプリを使用するかというところから説明を添えることを余儀なく要求された。

タブレットは急速に普及されているのはたしかだ。一方では、ハードにしてもソフトにしても、あくまでも発展途上で、完成形にはほど遠い現在進行形がまだまだ続くものだと、いまはただ覚悟をしておかなければならない。

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