2016年6月5日日曜日

「生活百景」のリンク

「古典画像にみる生活百景」を公開してすでに四ヶ月ほど経った。ここ数日、そこに用いたオリジナル画像をあれこれと読みなおしているうちに、半分程度を占めるリソースの「e国宝」については、作品のリンクではなく、表示画面のリンクを添えるべきものだと気づいた。とんでもない手落ちをしてしまい、慌てて集中して作業を再開し、「e国宝」関連のリンクを改めて取得し、サイトを更新した。

正直に言うと、サイト制作をしているうちに、オリジナル画像への連結には、少なからずに気になっていた。作品の、複数の巻がある場合巻の、リンクを用いていて、短い作品なら大して問題にもならないが、長い作品となれば、所定の段までたどり着くことにはまず一苦労だし、屏風など画像密度の高い作品となると、目指すところを探しだして特定することは、見慣れない読者には、あるいは急いで見ようとする場合において、それなりに負担となる。それに対して、いま更新したリンクについては、クリックするとさっそくほぼ同じ構図のものが一発目の前に飛び出してくれて、じつに使いやすくて、気持ち良い。

このささやかな経験から、「e国宝」の行き届いたデザインにあらためて感心した。しかも英語や中国語など違う言語にまで対応してくれている。もともと「e国宝」は、使い方の説明を丁寧に提示しているが、ただそのような説明文をゆっくり読むような習慣は個人的にいまだ身についていない。あえて付け加えるならば、現在表示画面へのリンク取得という機能のボタンは、「URLの表示ボタン」という説明が施されていて、必ずしも明確ではないことをここに記しておこう。

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