2017年1月1日日曜日

山鶉

明けましておめでとうございます。住んでいる町は、すっかり大雪に包まれる年越しになった。元日に起きて最初に体を動かしたのは、雪かきだった。

新しい一年は、酉年。友人知人に送った電子の年賀には、鳥の写真を一枚選んで添えた。とても愛嬌のある、ついつい見入ってしまうような鳥たちだった。ここにもやや違う角度のを用意した。まずは、雪が積もった庭に飛び降りる。どれもかなり毛色が鮮やかで、まるまると太っている。群れをなしてやってくるものだが、その群れの全員は、とにかく頭を雪の中に突っ込んでなにやら熱心に啄いている。写真のように全員頭を持ち上げるのは、むしろ短い瞬間で、なにかを合図に休憩を取っているところだ。鳥の群れは同じ方向に向かってゆっくりと移動し、その体付きを見て、思う通りには飛べないのではないかと疑うぐらいだ。しかしながら近づこうと思えば、さっと飛び出して消えてしまう。友人に写真を見せたら、鳥の名前は、Gray Partridge(ヨーロッパ山鶉)だと教えてもらった。興味深いことに、対応するはずの英語と日本語をグーグルに入れて写真を検索してみたら、英語のほうからは似たようなのが無数にヒットしてほっとしたのだが、日本語のほうを見たら、なんと料理されたそればかりだった。ぜひ試してみてください。

酉年のことを、英語に訳せば「cock」あるいは「rooster」(いずれも雄鶏)、中国語なら「鶏」。日本語だけぐんと広げて鳥まで対象となってくる。中国語で交わされた年賀には鳥はけっして登場してこない。これもあわせて覚えておこう。

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