日本歴史入門を英語で教えるクラスは、今年五回目の担当となる。今年も定員百人、一時は満員となったが、そのあと数人離れ、いまは落ち着いた顔ぶれとなった。使用する教科書などは変わらず、ほぼ同じ内容の繰り返しだが、毎回はすこしずつ手入れをしたりして改善を続けた。今年は、TEDというスタイル借りての学生発表を試みた。
学生たちに提示したタスクは、TEDを真似した「3分プレゼン」である。テーマは講義リストから選んでもらう。クラスの時間は貴重なので、毎回先着順で2名までとし、それ以外、あるいは最初から講壇に立たない選択をする人は録画して提出させる。内容に独自性を求め、いまの学生には、発表にタイトルをつけるなど基本的なことをむしろ繰り返し強調しなくてはならない。提出の方法は、学内システムの「D2L」を用い、クラス内で共有するため、先生のみ見られる宿題のセクションではなく、全員アクセスできる討議のセクションを選んだ。ビデオファイルのサイズを考えて添付には不安が残り、Dropboxなどの使用をあわせて提示した。集めたものは、さっそくクラス名で登録したYouTubeのチャンネルに集め、公に公開しない方法でクラスに提供することを予定している。
この作業の締め切りは来週の週末。どのような作品が出来上がるのか、仕掛けた本人はむしろ一番わくわくしている。よい作品は、講義の合間に上映する予定だ。さらになんらかの形で傑作コレクションを纏めて公開することも視野に入れたいものだ。
2017年10月7日土曜日
TED@317
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