2014年5月4日日曜日

春だ、日本へ

今年も勤務校の職務として、日本行きの旅が待っている。東京まで直行便が利用できるので、わずか十時間そこそこの空の旅で、あっという間に地球の半分を飛び越えてしまう、まったく苦にしない旅行が予定されている。

仕事の内容は、二十名の元気はつらつな若者を引率しての語学研修だ。グループの構成は男女十名ずつ、しかも全員日本語のクラスを通っている学生に限っているので、素性を知っていて、安心していろいろなことを企画したり、指示したりできる。しかもそのほとんどの者は、日本、あるいはそもそも海外旅行が初体験で、旅への期待感の高いこととなれば、計り知れないものがある。出発に先立って、二十時間のクラスを設けることになっていて、ここ数日、連日の集中講義が続いている。それの中心的な作業として、グループを作ってブログを書かせることを課している。日本での毎日のクラスの合間に作業をしてもらうこともあって、今週から週一回、計五回のエントリーをノルマに20140504している。出発に先立って、とりあえずブログの立ち上げとそれぞれのテーマ、それにメンバーの紹介を要求した。実際にクラスで口頭で発表させてみれば、タイトルは非常に凝っていて、テーマも多彩多様で、教える立場にいながらも、こちらが吸収すべき議論や知識の多いことにあらためて驚いた。

旅の荷造りをしているこの週末。その中で、今日も雪が降って、それもじつに十センチ以上の積雪ができた。出発の日まで小雪が降り続ける、との予報だ。例年ながらこの季節の雪でもけっして異常気候とは言えないこの土地である。学生たちともども、春を飛び越えての初夏の日本が待ち遠しい。(写真は五月三日のバンフ)

Senshu 2014

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